★医学部予備校は複数校から1校に絞る選び方がおすすめ★
超難関試験として有名な医学部は優秀な学生同士で毎年レベルの高い競争が繰り広げられています。したがって、医学部合格を勝ち取るには高度な学力が要求され、受験生は実績豊富な医学部予備校で日々対策しています。医学部予備校は医学部受験人気に相まって現在では首都圏を中心に多くの校舎が展開されています。しかし、受験生の選び方と言えば、先輩は友人が通っているからという安易な気持ちで選んでしまっている人が意外と多いです。それで、1年目で医学部合格ができずにそこで初めて真剣に学習環境を考え始めて自分で選んだ医学部予備校に移って合格というルートが多い傾向にあります。そんな合格者の多くは、最初から自分でちゃんと医学部予備校を選ぶべきだったという後悔の声が聞かれます。医学部予備校は選択肢が多いですが、比較サイトなどを利用すれば効率よく探すことができます。各予備校では生き残りをかけて多彩な指導を提供しており、自分との相性が合えば短期間で合格することも不可能ではありません。なので、相性を見極めるためにも最終的には足を運んで自分の目で確かめるようにしましょう。医学部予備校を探す方法としては、まず各予備校の情報を入手して自分が求める学習環境が提供されているか、合格実績は申し分ないかを確認していきます。資料請求をしても良いですが、良いことしか掲載されていないうえに公式サイトでも十分な情報を入手できるので体験授業や説明会に参加するほうが重要となります。体験授業や説明会の良い点は、学習施設や講師・スタッフを直接確認できることです。どんなに実績豊富な医学部予備校でも自分と合わなければ思うように学力が伸びません。体験授業に参加したら新たな発見もあったりするので必ず自分の目で確かめましょう。医学部予備校についての情報収集については、医学部予備校比較ランキングがおすすめです。比較サイトは沢山ありますが簡潔にまとめられており、医学部予備校に関する基礎知識や学校選びのポイントを詳しく紹介しています。一度ぜひ確認してみると良いでしょう。
★医学部予備校の学費は高いのか★
医学部合格への近道と言われている医学部予備校ですが、学費が高いことがよく言われています。学費の高さが独り歩きして調べもせずに最初から候補に入れずに大手進学予備校を選ぶ人もいるのではないでしょうか。結論から言うと学費の高い医学部予備校は本当に高く、年間1000万円するところもあります。しかし、全ての医学部予備校の学費が高いかと言えばそうではなく、予備校によっては200万円を切る授業料のケースも意外と多いです。大手進学予備校の医学部コースでも、本科生クラスに加えて単科講座や季節講座を含めると200万円近くすることもあるので医学部予備校だから高いというのは間違いです。では、そうは言ってもなぜ医学部予備校の学費は高い傾向にあるのでしょうか。年間300万円や400万円という学費の予備校も多いです。それは、大手に比べて圧倒的に生徒の人数が少ないからです。大手のように大教室での講義などまずありません。少人数指導を採用しており1クラス10名以下がほとんどです。少人数ということは講師との距離が地上に近いため、生徒の一人ひとりを理解・把握しながら授業を進めることが可能です。また、質問の際も長蛇の列を並ぶ必要もなく、いつでも好きなときに聞けるので無駄な待ち時間とは無縁となります。しかし、生徒数が少ないということは、1人の講師の人件費を少数で負担しないといけないため、1人当たりの学費は高額化してしまいます。大手予備校であれば、沢山の人数で講師の人件費を負担することになるため割安な傾向になるわけです。あと、授業時間数も加えて影響してきます。医学部予備校は1日12時間学習を強制しているところが多く、授業も夜間まで入っている場合があります。大手だと夕方までには授業が終わりますが、医学部予備校であれば夜間に個別指導や弱点補強対策が組まれているようです。授業時間数が多いとそれだけ学費に反映されてくるのでやはり高額になります。以上のように学費がただ単に高いのではなく、大手よりも少人数で圧倒的な授業時間数を誇っているからこそ学費も高額化してしまうのです。学費は高いですが、医学部合格率は高く7割以上の合格率を誇る医学部予備校も少なくありません。1年で医学部合格できれば少々高い学費を払ってでも行く価値はあります。学費の高さで最初から敬遠するのではなく、まずは学習環境やカリキュラムを確認してから判断するようにしましょう。
★医学部予備校が選ばれる理由★
医学部入試の難易度は非常に高く、苦手教科が作れず全ての教科において偏差値60以上の高い学力が必要になると言われています。しかも国公立大学医学部となればセンター試験で90%以上の得点率が要求されてくるので文系科目である国語や社会なども高いレベルで仕上げておく必要があります。そんな難関受験の医学部は、現役合格が好まれる現代でも2浪、3浪が当たり前となっています。しかし、最近は現役生や1浪生を好む医学部も出始めているので、最短合格ができるよう対策する必要があります。そんな医学部合格を目指す受験生の多くは大手予備校あるいは医学部予備校で学んでいます。大手予備校は医学部合格実績が豊富な点と、カリスマと呼ばれる業界を代表する講師陣が在籍していることから医学部に関わらず人気があります。いっぽう、医学部予備校は大手予備校のような華やかさはありませんが、医学部受験に特化した指導を行い豊富な合格実績があるので、大手予備校に比べて合格率が高いのが魅力です。以前は大手予備校で合格できなかった受験生が医学部予備校に通い直す傾向にありましたが、近年は医学部受験人気に伴う難易度上昇により、大手予備校を経由せずに最初から医学部予備校に通う受験生も増えています。医学部予備校で勉強するメリットは、何と言っても少人数体制のアットホームな環境で学べることです。生徒数が少ないので自習室が取り合いになることもなく、固定席を用意している医学部予備校も少なくありません。また、授業は少人数クラスで講師との距離が非常に近く、受け身による授業ではなく参加型の授業を行うことで集中力を高めると同時に真剣に取り組むことができます。大手予備校は大教室で講師の授業をただ聞くだけの一方通行な授業のため、集中力は散漫しがちです。また、1つの質問をするだけでも長蛇の列に並ぶことも珍しくないので、その分の勉強時間がロスされてしまいます。また、医学部予備校の学習管理は非常に厳しく、学習の進捗状況や理解度状況を細かくチェックされるので、気が緩むことなく勉強に専念することができます。以上のことから少人数制で手厚い指導が受けられることから医学部予備校は学費が大手に比べて高額化してしまいます。しかし、医学部予備校の合格率は非常に高いので、合格できる確率を高め最短ルートで医師の夢を実現可能です。
★自己管理が苦手な人ほど医学部予備校がおすすめ★
医学部予備校は手厚い指導が受けられると説明してきましたが、いっぽうで高額な学費が請求されてしまいます。大手予備校の医学部コースも悪いわけではなく、上位のクラスは講師および生徒の質が高く、レベルの高い授業が行われているので、もともと学力のある受験生はワンランク上の医学部を狙える対策が行えます。また、医学部予備校の管理は徹底している分、窮屈に感じる人もいるかもしれません。自分のペースでノビノビと勉強したほうが集中できる受験生は大手予備校のほうが環境が合っていると言えます。したがって、現時点で医学部合格に近い近い偏差値がある人で、学習計画が立てられ実行できる人、そしてマイペースに勉強したい人は大手予備校の医学部コースをおすすめします。逆にそうではない受験生は大手予備校だとなかなか効率よく学力を伸ばせないのが現実です。最初は大手予備校に通い、結果が出ずに医学部予備校に移って合格している人がたくさんいます。大手で結果が出ずに医学部予備校で結果が出るのはやはり自己管理能力が乏しく、面倒見の良いサポートがないと計画通りに勉強が進まないからです。また、自習時間まで管理されることで嫌でも勉強時間が確保されるので自ずと学力も身についていき合格に匹敵するレベルまで到達させることができるのです。自己学習ができるタイプであるか否かは本人も分かると思うので、予備校を選ぶ際に自己管理が苦手だと思うなら最初から医学部予備校を選ぶほうが、大手経由よりも時間とお金を節約できます。もちろん、医学部予備校に通ったからと言って合格の保証はありません。それでも合格の格率を少しでも上げたいのであれば、勉強時間を確保しながら徹底的に管理してもらえる環境を選ぶことをおすすめします。あと、重要なのは学習環境や講師との相性であり、相性が悪ければ伸びる学力も限られてしまいます。そこで、医学部予備校を選ぶ際は必ず複数校を候補に挙げて、体験授業や学習相談会を利用して見極めることを心がけましょう。